繰り返しニキビができないように、食生活や睡眠不足などの日常生活は改善し、日々の肌のケアもちゃんと行っている。正しい治し方をしているはずなのに口周りや顔全体にニキビが繰り返しできるんだよね。という方は、是非、本記事を最後まで読んでみて下さい。
思わぬところに繰り返しニキビの原因が潜んでいることがあります。
繰り返しニキビは間違った思い込みから起きる
正しいと思いやっていたニキビの治し方が実は間違えていた! ということがあります。そして、本人は正しい治し方と思ってやっているので、間違えていることになかなか気が付きません。その結果、口周りにニキビが繰り返しできてしまっているのですが、治し方が間違っていることに気が付かないので長期間、口周りニキビに悩まされることになります。
今回は、特に多い思い込みの例を2つ挙げて解説していきます。
ニキビを治すにはニキビ専用のスキンケア用品を使用しなければいけない
世の中には「ニキビ専用化粧水」、「ニキビ専用洗顔石鹸」、「ニキビ専用クリーム」などニキビ専用のケア用品がたくさん販売されています。そして、ニキビで悩んでおられる方の多くはニキビを治すにはこういったニキビ専用のケア用品を使わなければならないと思っています。
そして、そう思う理由としてはニキビ専用のケア用品には、炎症を抑える成分や、アクネ菌を撃退すう成分、皮脂詰まりを乗り除く成分、傷んだ角質を取り除く成分などニキビで悩んでいる方には魅力的に感じるうたい文句がたくさん書かれているからではないでしょうか。
確かにニキビ専用のケア用品にはそういった成分が入っているものがあり、赤く炎症した赤ニキビの炎症を抑えるなどの効果が期待できます。よって、ニキビを治す上でニキビ専用のケア用品を使用することは私も必要だと思っているし、治し方としても間違えていないと思います。しかし、それをいつまでも使い続けることに問題があるのです。
ニキビ専用のケア用品は、ニキビ改善用であり、ニキビ肌を改善するものではない!
ということです。言っていることがよく分からないという方のためにもう少し分かりやすく書くと、ニキビ専用のケア用品は、現状のニキビの炎症を抑えたり、治したりする効果が期待できますが、ニキビができやすい肌状態をニキビができ難い肌状態に改善するものではないということです。
言い換えると、繰り返しニキビができやすい状態だということです。
ニキビ専用ケア用品を使い続けるとニキビが悪化することもある
ニキビ専用のケア用品は先述した通り、炎症を抑える成分や、アクネ菌を撃退すう成分、皮脂詰まりを乗り除く成分、傷んだ角質を取り除く成分などが入っています。しかし、よく考えてみて下さい。
ある程度ニキビが治まってきて炎症もなくなってきているのに、炎症成分を常に肌に付けていたらどうでしょう? 肌にとっては既に不要な成分なので過剰な刺激を受ける可能性がでてきますよね。
アクネ菌は常在菌の一種で人間の身体には必ず存在する菌です。そして、病原性の微生物の繁殖などを抑える働きをしています。問題なのは何らかの原因でアクネ菌が増殖することなのです。ニキビがある程度改善されアクネ菌の増殖もなくなっているのにニキビ専用のケア用品でアクネ菌を撃退し続けたらどうなるでしょう? 代わりに病原性の微生物が繁殖する可能性がでてきますよね。
皮脂も同様です。皮脂は本来、肌の保湿や、肌を外的刺激から守る役割があります。これをニキビ専用のケア用品で過剰に皮脂を取り除き続けると、乾燥肌になったり外的刺激を受けることでニキビができやすい状態になります。
角質も外的刺激から肌を守る働きがあります。過剰に剥がし続けると外的刺激を受けやすくなるばかりではなく、剥がした細胞の代わりを早く生成しようとターンオーバーの間隔を短くなります。その結果、未熟な細胞が生まれ続けニキビができやすい肌が構成されてしまいます。
重要なのは、ニキビがある程度改善されたら炎症を抑える成分や、アクネ菌を撃退すう成分、皮脂詰まりを乗り除く成分、傷んだ角質を取り除く成分などが入っていない通常のスキンケア用品に変える必要があるということです。
ニキビが増えたのはケア用品を変えたから
間違った思い込みをしやすい2つめです。これは、上の思い込みをしやすい例1の続きで考えてください。
これまでニキビ専用のケア用品を使用し、口周りのニキビを改善してきたのに上記で書かれている通り最終的に通常のケア用品に変えたらニキビが悪化した! やっぱり、ニキビのケア用品を使い続けなければいけなかったのでは!
と思うことがあるかもしれません。そして、多くの人はここで勘違いを起こし再びニキビ専用のケア用品を使用し続けてしまうのです。その結果として、口周りはニキビができやすい肌状態が続き繰り返しニキビができるようになります。
では、なぜ、通常のケア用品を使用したらニキビが悪化したのにニキビ専用に戻してはダメなのか?
ニキビ専用のケア用品に戻してはダメな理由
ニキビ専用のケア用品を使い続けることで、現状のニキビの見た目は改善されてきます。しかし、それは抗炎症効果などでニキビが一時的に抑えられているだけに過ぎません。ニキビで肌細胞が傷め続けられ、それに加えニキビ専用のケア用品でも角質を強制的に剥がしてきた結果、肌は未熟な細胞で構成されいつニキビが新たにできてもおかしくない状態になっています。
そんな時に通常のスキンケア用品に変えると、通常のスキンケア用品には余分な角質や皮脂を取り除く効果はそれほど期待できないため、再び角栓ができニキビができることがあります。当然ですよね。
しかし、ここでニキビ専用のケア用品に戻すと再び角質や皮脂が強制的に剥がされ、いつまでたっても肌細胞がニキビのできやすい未熟な細胞で構成されたままになってしまいます。
最終的な目標は、ニキビを治し、更にニキビが繰り返しできない健康的な肌細胞にすることです。
健康的な肌細胞にするためには、ニキビが繰り返しでき始めたとしても我慢し通常のスキンケア用品に切り替えなければなりません。そうすることで、目の見えないところで健康的な肌細胞が育ってきます。表皮が健康的な細胞で構成されると皮脂詰まりなどもおきなくなり、ニキビはスッキリ消え繰り返しできることもなくなります。
多くの人は、この切り替えができずに健康的な肌細胞が作れず繰り返しニキビができてしまいます。どのタイミングで切り替えるのかというのは難しい判断ではありますが、ニキビ専用のケア用品を使い続けることのリスクを知り、切り替える必要があるという点だけ頭の隅に入れておいて下さい。
オススメ!:口周りニキビに最適なニキビケア用品
口周りにニキビができる原因は様々で、種類も数種類あります。大切なのは、そのニキビの原因や種類に応じたケア用品を使用することです。誤ったケア用品を使用すると治らないばかりではなく、悪化してしまうこともあります。炎症が起きているニキビなのに炎症を抑える成分が入っていなければ、炎症はなかなかおさまりませんよね。