ニキビがある場所には化粧をしない方がいいのか?
ニキビができる原因として化粧が原因という説もありますが、必ずしもそうだとは言い切ることができません。「口周りにできるニキビの根本的原因」のページにも記載していますが、ニキビができる根本的な原因は
『未熟で硬くなった角質が毛穴を栓し、毛穴内部に皮脂が溜る』
これだけなのです。
要は、毛穴に栓がされることが最も重大な問題ということです。
よって、化粧で毛穴を栓してしまっても同様のことが起こり得ます。
このことより、ニキビがある場所に化粧をするのを控えた方がいいのは事実です。しかし、女性の方で社会人ともなると化粧は欠かせないという人は多いですよね。ニキビがある場所への化粧は、注意点さえ守ればニキビを悪化させることもないので、使用しても問題ありません。注意点に関して次項に記載していきます。
ニキビがある場所に化粧をするときの注意点
ニキビがある場所に化粧をする場合は、次の点に注意してください。
- 刺激が少ない化粧品を使用する(敏感肌用などがおすすめ)
- ニキビ肌にも適合した化粧品を使用する
- 必要以上に厚塗り、多種多様な化粧品を使用しない
- 油分の多い化粧品は避ける(パウダータイプがおすすめ)
- 使用後はきれいに洗い落とす(洗い方は注意が必要)
刺激が少ない化粧品を使用する
敏感肌用の化粧品は、刺激が少なく保湿効果もあり、余分な化合物も含まれていないためニキビ肌にとってもありがたい化粧品です。
ただ、化粧品によっては「敏感肌用」と記載されていても刺激が強かったり保湿効果が無いものなどもあるので、購入するさいや使用する際には確認をするようにしてください。
ニキビ肌にも適合した化粧品を使用する
化粧品によっては、ニキビに悪影響を与えないと確認がとられているものがあります。敏感肌用の化粧品だけでは好みのものがなかなか見つからないと言う方は、こういったものも含めて探すと使用できる化粧品の幅は広がりやすくなります。
必要以上に厚塗り、多種多様な化粧品を使用しない
いくら敏感肌用だから、ニキビ適合品の化粧品だからといって必要以上に化粧をすると、それだけニキビを悪化させるリスクが増えることになります。
使用する化粧品は必要最低限にしましょう。
油分の多い化粧品は避ける
油分の多い化粧品は、毛穴をふさいでしまい毛穴に栓をしてしまいやすくなるためニキビの天敵アクネ菌を増殖させてしまう原因にもなります。
油分の少ないパウダータイプの化粧品をできる限り使用するようにしましょう。
使用後はきれいに洗い落とす
化粧品は使用後は必ず落とすようにしましょう。仕事から疲れて帰ってきたからといって、化粧を落とさずにそのまま寝てしまうといったことが無いようにしてください。
肌はできる限り常にきれいな状態にしておく必要があります。
ただし、きれいにしなければならないと思い顔をゴシゴシこするような洗顔方法は、肌表面の正常な角質に傷を付けてしまったり、ニキビによる炎症を悪化させてしまう原因にもなるため、洗顔時にも注意は必要です。